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『すべて重力のせいだ』上演台本
作:加藤真史
要人狙撃の現行犯で逮捕された被疑者。最初の聴取で弁解録取書が作成され、捜査本部管理官タケノ同席で供述取調べが開始される。担当するのはベテラン男性刑事ヤマグチと刑事任用されたばかりの女性刑事ナカハラ。被疑者は、柔和な語り口のヤマグチに対して素直に供述しているようだが、ヤマグチ自身は核心に触れられていない感触を持っている。また、ナカハラは被疑者の女性蔑視的な態度に苛立ちが募っている。一方、管理官タケノは、事件の真相を明らかにすることと、警察組織の思惑に挟まれ、被疑者の供述をコントロールすることを余儀なくされる。事実関係だけ確認し、動機などは検察に送致してからで良しとするタケノの官僚的・マニュアル的な態度にヤマグチは反発し、取調担当から外されてしまう。ヤマグチに変わり取調正面になったナカハラは、被疑者の侮蔑的態度に抗しながら核心に迫ろうとするが、被疑者の供述に対し決定的な読み違えをしてしまいタケノの筋書きによる取調は袋小路にはまる。
81ページ。
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